1.研究の背景

現在世界各国で環境問題が話題に上がってきています。
人類の引き起こしている地球の環境問題、それにより過去 50年で生物多様性の68%が減少している
環境問題はいろいろな分野でに影響を与えています、その中でも私が興味を持った分野は、農林水産業です。
第一次産業の農林水産業は、環境と大きく関わりがあり、環境問題も例外ではありません。
産業廃棄物や産業による大気汚染、車の排出ガスなどが環境の質を低下させ、環境変化、環境の悪化により農業生産面で影響を与えている。
しかし、農林水産もまた、食品製造、物流、農業生産活動等によって環境に負担をかけるなどし、ジレンマに陥っています。
そのため私は、情報技術である衛星画像分析を利用してその問題に対してアプローチしたいと考えました。

2.仮説とねらい

地球を資源として利用した農林水産業は、環境の変化に敏感であると考えられるため
地球の現状の環境を衛星画像によって視覚的に表示し、
また、農林水産の産業体制も衛星画像によって分析し表示する
それぞれを比べることで、環境問題と農林水産業の関係が見え、「持続可能な農業」、「持続可能な開発」を行う必要性が大きく見えてるのではないかと考えた。

3.研究内容

「Google Earth Engine」という地理空間分析プラットフォームという、クラウド上で衛星画像分析ができるGoogleが提供してくれているサービスを利用して、環境問題と農林水産の生産活動との関係をデータによって明らかにする。
実際には、大気汚染の指数や海面上昇、降雨分布図等を利用して環境問題を明らかにする。
また、森林の範囲や湾岸地域、農地面積や生産品目、放棄農地の面積等のデータをとり、環境問題の場所と比較をする。
そして、農林水産省等のデータより信憑性のあるデータを取得し、考慮する。

4.技術的知識

「Google Earth Engine」を利用して、JavaScriptによって環境問題と農林水産のデータをとる。
・森林の分布図​
・植生指数​
・農地データ​
・水利用データ​​
・大気汚染​
・海面上昇​
・降水量の分布
等のデータを取得して、データの分析・考察を行う。

5.これからの取り組み

これまでは、「Google Earth Engine」に触れることと地理空間分析の勉強をしてきた。
これからの取り組みは、実際に自分に必要なデータをとってきて現代の農林水産の課題、環境問題の課題を知って問題を直視していきたい。

6.まとめ

まだまだ未熟で自分ひとりでは、環境問題や農林水産業の衰退には、どのように対処できるかはわからないですが、きっとこの先人類がぶつかる問題なので、問題解決になにかが見つかればと思います。