①研究の背景
災害が起きた時に火が使えない事が必ず あります。そんな時に手軽に作れるソーラー クッカーがあればきっと被災地などで役に立つ と考えました。 また、今ウクライナとロシアとの戦争が 行われていて紛争で被害を受けている国が あると思います。そんな国にこういった道具を 贈ることができたらソーラークッカーには 様々な可能性が秘められていると考えソーラー クッカーを作ろうと決めました。 また、去年の先輩方がやっていたということも あってとっつきやすいと思ったのもあります。
②仮説とねらい
自分達が学んできた数学や物理の知識を用いれば 去年の先輩方が作ったソーラークッカーよりも 高い温度を出す事ができるソーラークッカーを 作れるのではないかと思いました。
③研究内容
去年の作品の良いところを利用しつつもっと 熱効率をあげて先輩方が成しえなかった 水温100℃越えを実現したいと思いました。 また、カレーや焼きいもなんかも作ってみて食材 が調理できるぐらいの作品を作れたらいいと 思っています。
④技術的知識
太陽光の反射の角度を自分たちで考え直して 自分達が作るタイプのソーラークッカーに合う 角度を計算しました。
⑤これからの取組
まず去年の作品から形を大きく変更しました。 前回はパラボラ型のソーラークッカーだったが、 今回はコストやコンパクトさを重視して 正宗式という形に変更してみました。
次に去年のソーラークッカーはアルミホイルを 貼って太陽光を反射させて光を集める事で 熱を生み出していたが、アルミホイルをムラが できてしまい光を多く反射する事ができないと 考えたので、アルミ缶を切って広げる事で より光を綺麗に反射させる事が出来ると考え アルミ缶を切って広げていきました。 また、アルミ缶をヤスリで削る事でもっと光を 反射させることが出来ると考えヤスリがけを 行いました。
そして食材や水を入れる加熱部分はビンを 使用する事にしました。また、ビンを真空に する道具を買ったので真空にするつもりで います。イメージとしては魔法瓶の自作する ような感じです。 真空というのは熱効率がとても良く、空気がない から対流が起こらずビンが接地している部分が アルミなので熱の伝導も起こりません。それに 加え太陽の熱の放射は真空でもしっかりと 伝わってきます。 (真空が熱や光を通さなかったら、宇宙も空気が ないんだから太陽から地球に熱も光も 降り注がないから)
これらの改善点がすべて上手くいけば、去年から 大幅にレベルアップしたソーラークッカーを 作れると考えて自分たちは制作に取り組んで います。
⑥まとめ
まだ制作過程ではありますが、これが水温 100℃越えを本当に実現したら社会に 大きく貢献できると思っています。アルミを 使っているので製作費は安く、簡単に作れるので どこでも作って調理をする事が可能になります。 まだ実験をしていないので何とも言えませんが、 しっかり形にして美味しい料理をソーラー クッカーで作ってやりたいと思います!!