①研究の背景
近年ではスマートフォンやタブレットが普及したことで、ゲーム機器で遊ぶことが増えたことから、美術的なものに触れる機会が少ないのではと、思いました。
そのため、簡単に美術的体験できるものがあれば、関心をもってもらえると思いました。
②仮説とねらい
子どもたちが簡単にできる美術的体験というところから、塗り絵の絵本なら美術的な体験が簡単にでき、かつ子どもでも楽しむことができると思い、いろいろな楽しみ方ができる自由に描くことのできる塗り絵の絵本を制作しようと考えました。子ども自身で作品を完成させることで達成感もあり、もっとやってみたい!と興味を持ちやすいと思いました。たくさん楽しい!と遊んでもらうことでより興味が深まると思うので、完成しやすいというところからも興味をもってもらいやすいと思いました。
③研究内容
美術への関心をもってもらうとともに、色を自分で考えて塗ることで色彩感覚を伸ばし、自由に描くことで発想力を伸ばすことを目的としました。
いろいろな楽しみ方ができる▶発想力を伸ばすことができる
見本を描く(デッサン)▶モノクロで見やすい、見本があることで取り掛かりやすい
アウトラインのみのおおまかな形▶簡単でわかりやすい、いろいろなものがイメージできる
④技術的知識
美術的なものに関心を高めるにはどうしたらいいのかを考えた時に、私は純粋に、楽しかった!という経験をもつことだと思いました。
なので、わかりやすく、楽しめるようにするにはどうしたらいいのか。
モノクロ▶誰でも見える。見やすく、はっきりしている。
見本がある▶取り組みやすい。わかりやすく、わからなくなりにくい。
モチーフが身近なもの▶想像しやすく、認識しやすい。
⑤これからの取組
塗り絵の絵本を制作する
見本となるデッサンを描く▶アウトラインを描いて塗り絵を作る▶遊び方の説明を作る
⑥まとめ
制作していくもの▶自由に描くことができる絵本
塗り絵なので、簡単に美術的体験ができ、絵を描く楽しさを知ってもらうことで関心を高めていきたい。
いろいろな遊び方ができて、発想力・色彩感覚を伸ばすことができるようにしたいです。