①研究の背景
私は、今回の研究をするにあたって、身近にあるユニバーサルデザインを調べました。
その際に、意外な場所にユニバーサルデザインが使われていると知り、世の中にはユニバーサルデザインに詳しくない人はまだいるのではないかと考えました。
このように、日常の中には学びがたくさんあると感じました。そして、ユニバーサルデザインを学ぶと同時に興味・関心を持ってほしいと思い、研究の方針を固めました。
②仮説とねらい
物事を学ぶのならやはり楽しくなければならないと強く思います。学ぶことに楽しさを感じると、「もっと学びたい!」と思いますよね?また、知識も定着しやすいと思います。そこで、「楽しい」ことについて考えてみました。その時に頭に浮かんできたのはゲームや本などの「娯楽」です。
学びを娯楽と絡めることで、楽しく、主体的に知識を身につけられるのではないかと考えました。
③研究内容
これまでの考えから、子どもとユニバーサルデザインの知識が薄い人を対象に、絵本を制作しようと思いいたりました。この絵本は、子どもにユニバーサルデザインを知ってもらうことと、様々な人にユニバーサルデザインを知ってもらうことを目的として制作を進めていきたいと考えています。
④技術的知識
ユニバーサルデザインを知るための絵本であるため、当然ユニバーサルデザインに配慮しなければなりません。
「BIZ UDゴシック」という見やすいフォントを使用したり、色覚に問題のある方に配慮したカラーユニバーサルデザインを取り入れたりして、誰でも読みやすい絵本にしていこうと思っています。
⑤これからの取組
制作する絵本の具体的な内容は、「ミッケ」や「ウォーリーを探せ」などのような、指定されたユニバーサルデザインをイラストの中から見つけるといった、探す絵本を制作しようと考えています。そのために、問題となるページのイラストの作成と、見つけたユニバーサルデザインの解説を考えていこうと思います。
⑥まとめ
この絵本を制作することによって、ユニバーサルデザインの知識が得られたり、ユニバーサルデザインを身近に感じてもらえたり、興味を持ってもらえたりするといったメリットがあります。また、ユニバーサルデザインについての新しいアイデアが出るようになることも考えられます。そして、ユニバーサルデザインについての社会全体の意識や興味・関心が向上することが期待できるでしょう。