①研究の背景
グループディスカッションをして、日常から連想されて出てきた言葉を娯楽・繋がり・自然・感情・行動・時間という6つのグループに分けました。私はそこから繋がり・行動を選択し、さらに言葉を広げていきました。
②仮説とねらい
幼稚園・保育園で、幼児が遊べるテーブルの釘が出ていて危ないテーブルがあります。そのせいで机が使えなくなっているそうです。
また、新型コロナウイルスの影響で子どもたちの会話が減っています。
他にも困っている人たちがいるのでは…?
私はそう感じ、
安全で人との会話を楽しみながら遊ぶことができる机
をコンセプトに制作をしようと考えました。
③研究内容
幼児がよく遊ぶお絵描きや車遊び用だけでなく、おままごと用のキッチンにもなる2wayになるようにしたら便利だと思い、形を考えていきました。
怪我をしてしまいそうで危ないということだったので、安全で誰もが安心して使えるテーブルを第一に考えました。
会話を楽しんでほしいことから、天板の形を円形にし、みんなの顔が見やすいようにしました。
また、片付けを一緒にすることで、協力しさらに繋がりを増やしてほしいと思いました。
④技術的知識
材料
→強化ダンボール
・軽くて丈夫…テーブルを移動させやすい
・撥水加工あり…飲み物やよだれを垂らしても拭き取れる
天板の形
→円形
・相手の顔が見やすい
・角がない…安全に使える
高さ
→26cm
・幼児が座ったときに使いやすい
収納スペース
・中央の脚を太くすることで、その中におもちゃを片付け・収納する
⑤これからの取組
1.机の脚の大きさ決め
…直径36cmを採用
初めは机の直径80cmに対して半分の40cmにしましたが、1/4サイズで試作してみると大きすぎることがわかりました。そこで4cm削ってみるとちょうど良くなりました。おもちゃも入る大きさになっています。
しかし、机の端に体重をかけると傾いてしまって危ないという意見を先生方からもらい、別に床面に板をつけることにしました。そうすることで、倒れる可能性を低くできます。
2.段ボールを切る
1/4サイズで試作したことで、どのくらいの大きさでどんなパーツが欲しいのかわかったので、しっかり確認した後段ボールを切っていきます。
3.組み立て
パーツが取れないように張り合わせます。
4.実際に使ってもらう
子ども達に実際に使ってもらうことで、自分だけではわからなかった問題が出てくると思うので、子ども達や保育園の先生方に感想や改善点を聞きます。
5.修正、調節
4から出た意見を取り込みます。
⑥まとめ
このテーブルを使うことで、安心したり会話が弾んだりして楽しめて、もっと子ども達が仲良くなれたらいいなと思います。