*研究の背景
私達がこのテーマにした理由は
・実生活の中で役立つものを作りたい
・コロナが落ち着いてきて、人と触れ合う機会が増えていくかも→手を綺麗に保ちたい
・浜松の特産物を活用したい
・特産物の食べられない部位を再利用して、捨てるものを減らしたい
です。
*仮説とねらい
独自のアンケートから、
子供世代▶︎さらさらしている、水分多め、口に入っても安全、美白
親世代▶︎うるおい、手荒れ改善、低刺激
という効果が求められていることがわかりました。
このアンケート結果から、それぞれの世代のニーズに合ったハンドクリームを作り、10月末にある文化祭(浜工祭)で来場者に配ろうと考えました。
*研究内容
<材料>
A:水 B:レシチン/ ミツロウ(固体)/スイートアーモンドオイルorホホバオイル
<作り方>
1. AとBを湯煎する。蜜蝋が溶けるまで湯煎する。
2. ハンドミキサーを使って撹拌し、乳化する。
✼••┈┈ 完成 ┈┈••✼
*技術的知識
ハンドクリームを作る時に使った材料の働きについて説明します。
レシチン▶︎油と水を混ぜる(乳化)
ミツロウ▶︎手の表面に薄い膜を作り、水分が無くなるのを防ぐ
スイートアーモンドオイル、ホホバオイル▶︎しわやたるみの原因となる酸化から守ってくれたり、保湿したりする。
*これからの取組
今はまだ元となるハンドクリームを使っていますが、これからそれぞれの年代に合わせたハンドクリームを作ったり、浜松の特産物のみかんで香り付けをしたり、うなぎのぬめりに含まれるムチンという物質を使って保湿効果をあげたりしていきたいと思っています。
*まとめ
今回の研究から、
・ミツロウを増やすと、少し脂っぽくなり、ベタつく。
・ミツロウを入れすぎると分離して、水が出てくる。
・水を増やすと、塗り心地がサラサラになる。
・レシチンは、増やしてもあまり、変わらない(乳化に限度ある)。
という事がわかった。
また、ふたつのことを同時に進めるなど、効率的に作業を進めることの大切さを学びました。それによって、多くの試作品を作ることが出来ました。
失敗した際、失敗の原因がなにかを考え、次に繋げていきました。しかし、なかなか原因を考察して実行しても、うまく解決することが出来ず、原因を追求することはなかなか難しいことを知りました。
独自のアンケートにより、年齢によって求めている効果が違いました。各年代のニーズに応えたハンドクリームを作るため、様々な人の立場で考えることの大切さがわかりました。
わかった事、学んだことを参考にして文化祭で最高の物を配れるようにこれからもより良い物を使っていきたいです。
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