①研究の背景
私の弟は自閉症なので、自閉症の方でも簡単に計画が立てられるものを作りたいと思い制作に取り掛かった。自閉症の方は、予定を事前に示してあげたほうが、スムーズに行動してくれるので、世話している方などの助けになれるようなものを制作できたらと思った。他にも、計画を立てるのが苦手な人でも計画を立てやすいものを作りたいと思った。
②仮説とねらい
といっても、計画を立てるとなれば色々と細かいところまで計画を立てることになると、計画を立てるのが苦手な人は三日坊主で終わることになると思い、計画表ではなくあくまでも、自分のペースでやっていけて、重要な事を忘れないための行動支援ボード(Action Saport board)に変えた。
③研究内容
自閉症や計画を立てるのが苦手な人は、年齢問わずいるので、誰にでもわかりやすい図やピクトグラムにするように気を付けてIllustratorで制作した。色も、色盲の方でも見えやすいよう色のシュミレーターで確認しながら制作した。
下記④の内容より、「絶対に達成できなくてもいい」と書いてあるが、それはあくまでも最低限のことであり、やはり達成することが本来のこの制作の目的であるので、絶対に達成したくなるように、マグネットを達成した時に見える面を早く見せたくなるような集中線を描く事で達成感を得るようにする。
④技術的知識
自閉症、ADHDといった方は計画を立てることによってストレス軽減にも繋がる為、絶対に達成できなくてもいいから、計画を立てるのが大事。
⑤これからの取組
これからは、マグネットの両面印刷をしてくれる会社がまだ見つかっていないので、期限までに制作してくれるような条件が揃っている会社が見つからなかったら、自分でも制作できるようにマグネットの材料を探すなど、プランBの事も視野に入れた行動をしているところです。
⑥まとめ
このボードによって日常生活をよりスムーズに取り組めるようになり、行動以外にも記憶の見直しにも役に立つはずです。誰かの支援を借りずとも生活できたりと、より自立に近づける物になると思います。