
今回の実習では単蒸留を行いました。
蒸留は実験室でも行われていますが、工業的には石油精製や石油化学の工場といったところでも大規模な蒸留装置を用いて行われています。
〈本実習の目的〉
メタノール・水の混合溶液を試料として回分単蒸留試験を行うこと。

今回の蒸留装置の冷却器にはアリーン冷却器を使用しました。この冷却器は普通のリービッヒ冷却器よりも冷媒(水)との接触面積が大きく、冷却効果を向上させているのが分かりました。
次回の実習では今回の実習で得た結果を元に物質収支などの計算をしていきます。
C3 単蒸留
この実習の目的をもう少し加えます。この実習では、実際に単蒸留で得られた実験値とレイリー式を利用して求めた理論値とを比較、考察を行うこともあります。レイリー式の方程式を解くのは難しいので、図積分を利用していますよね。