ei2002
①研究の背景
私は吹奏楽部で打楽器を担当している。そんな中、家でマリンバの練習ができたらいいのにと思うときがよくある。しかし、マリンバは重く、大きく、持ち運びに不便である。また、市販されている電子マリンバは高機能ではあるが、高級であって、とても手の届く価格ではない。そこで、機能を抑えた簡易的な練習のための電子マリンバを安価に作ることはできないかと思ったのが、この研究のきっかけである。
②仮説とねらい
今まで学んできた知識から、圧電素子で圧力を感知し、その信号をマイコンで解析し、スピーカーに音声データを出力するようにすれば、電子マリンバの根本的な機能は作れると思う。
③研究内容
安価な電子マリンバを作成する。ここで、必須の仕様は、 ・叩いた場所を認識して音声を出力する ・分解ができて持ち運ぶことができる ・外部との通信は行わないでも、機器として独立している
④技術的知識
マイコンの制御技術。uartでの通信。adコンバータ。はんだ付け。
⑤これからの取組
まず、圧電素子の特性を知り、それにつなげる抵抗の大きさを決める。 次に、マイコンに一つ圧電素子をつなぎ、音の出し方を理解する。 それを応用して、1オクターブ分を作成する。 うまくいったらもう1オクターブ作り、uartでの通信を実装する。 これを5オクターブ分行い、完成させる。 時間が余ったら、音量調整などの機能の追加を試みる。
⑥まとめ
身の回りの電子機器は、意外と構造は単純で簡単に作れるということを示したい。