研究の背景

環境にやさしく、効果の高い日焼け止めを作りたいと思ったから。⤵︎ ︎理由

・市販の日焼け止めは効果が高い、安い、たくさんの成分が使われているが、環境や人に有害な成分が含まれているから。

仮説とねらい

環境にやさしい原料を使えば環境にやさしい日焼け止めが作れると考えられる。

環境にやさしい日焼け止めを作ることが出来たら、海を守ることが出来る!!!!!!!

研究内容

化学薬品を使い、日焼け止めの作成、効果の検証を行う。

・酸化亜鉛、酸化チタン、保湿成分などを量り取りビーカー等で混ぜ合わせ日焼け止めを作る。

・ラップやプレパラートに薄く日焼け止めを塗り、UVチェッカーに被せる

・日焼け止めを塗ったラップ(プレパラート)被せたUVチェッカーをUVライトに当て、紫外線がどれだけ防げているか数値化する

・何もなしでUVライトを当てた時の数値と日焼け止めを塗った後にUVライトを当てた時の数値を比較し、紫外線カット率を調べる

技術的知識

市販品の日焼け止めの主な有効成分

・酸化亜鉛

・酸化チタン

・メトキシケイヒ酸エチルへキシル(効果が高い分環境への負担が大きい)

研究結果

薬品ごとの効果を調べる。

⇒酸化亜鉛が効果が高い!

塗り方なし酸化亜鉛酸化亜鉛、酸化チタン酸化チタン
厚塗り3.640.0120.0110.063
薄塗り3.640.490.990.73

酸化亜鉛と混ぜた時、効果の高くなる保湿成分を調べる。

⇒ベビーオイルが効果が高い!

塗り方ベビーオイルグリセリンサラダ油
厚塗り0.590.411.58
薄塗り0.631.211.92

上の表のベビーオイルで作った日焼け止めに更に酸化亜鉛を足したものと、市販の日焼け止めの効果を比較する。

商品名スキンアクア(紫)スキンアクア(白)自作日焼け止め(1)
実験値0.0020.0150.01

自作日焼け止め(1)は使用感があまり良くなかった。

自作日焼け止めの使用感を重視して新しく作り直す。

材料…酸化亜鉛、水、エタノール、グリセリン

UVチェッカーの値…0.019

使用感…塗った瞬間は水っぽいが、肌がしっとりして密着しているように感じた。また、トーンアップした。

効果の高いまま、使用感を良くすることができた。

考察

日焼け止めの効果を重視すると、使用感があまり良くなくなる。

使用感を重視すると、効果が高くなりにくい。

使用感は個人差があり、良くするのが難しかった。

⤵︎ ︎実験の写真

↑UVチェッカー(ビーズ)、何もなしでUVライトを当てた後